SECTION 06

法規
重要ポイント解説

1級管工事施工管理技士 一次検定対策。建築基準法・建設業法・水道法・廃棄物処理法・労働基準法など頻出法規を徹底解説。

📝 演習問題を解く(30問)
目次
🏛️
01
建築基準法

配管設備規定の適用範囲・防火区画の貫通処理・建築確認の手続きが頻出。

配管設備規定は新築以外にも適用される

大規模修繕・大規模模様替え・用途変更にも建築基準法の配管設備規定が適用される。「新築のみ」は誤り。

飲料水配管と排水管の直結禁止

建築基準法施行令で、飲料水の配管と排水管の直接連結は禁止されている(クロスコネクション禁止)。

防火区画の貫通処理

配管が防火区画を貫通する場合:隙間を不燃材料で充填+必要に応じて防火ダンパーを設置。「すべての配管にスプリンクラーを設置」は誤り。

建築確認と完了検査

建築確認済証の交付後に着工→完了後に完了検査→検査済証の交付が必要。「確認を受けた建物は完了検査不要」は誤り。

換気・CO₂濃度基準

ビル管法の空気環境管理基準:CO₂濃度1,000ppm以下。「0ppm(完全清浄)が義務」は誤り。

🏗️
02
建設業法

一括下請負の禁止・主任技術者・監理技術者・施工体制台帳の規定が頻出。

項目内容注意点
一括下請負 発注者の書面による承諾がある場合を除き原則禁止 特定建設業者でも例外なし。「特定建設業者は可能」は誤り
主任技術者 すべての工事現場に配置義務 原則専任。条件なく複数現場兼任は不可
監理技術者 特定建設業者が一定額以上の下請契約を締結する場合に配置 監理技術者資格者証を携帯・提示義務あり
施工体制台帳 特定建設業者が作成・保存 発注者が請求した場合は閲覧させる義務あり(「元請のみ閲覧可」は誤り)
建設業の許可 軽微な工事(500万円未満)は許可不要 「いかなる工事も許可必要」は誤り
🚰
03
水道法・下水道法

簡易専用水道の定義・清掃頻度と、下水道の水質基準を正確に覚える。

簡易専用水道の定義と義務

水道事業者からの供給水のみを水源とし、有効容量10m³超の受水槽を使用する給水施設。
定期検査:年1回(登録検査機関)
受水槽清掃:年1回以上(「年2回以上」は誤り)

10m³以下の小規模受水槽

水道法の簡易専用水道規定は適用されないが、自治体の条例等で管理基準が設けられている場合がある。「法令上の義務は一切ない」は誤り。

下水道への排水基準

基準を超える排水は除害施設で前処理が必要。「どのような水質でも追加処理なし」は誤り。

♻️
04
廃棄物処理法・建設リサイクル法

産業廃棄物と一般廃棄物の区別、マニフェスト制度の目的を押さえる。

産業廃棄物は一般廃棄物処理施設では処理不可

産業廃棄物は産業廃棄物処理許可業者・施設が処理する。「一般廃棄物の施設で処理できる」は誤り。

マニフェスト制度

産業廃棄物の適正処理を確認するための伝票制度。排出→運搬→処分の各段階で管理票を交付・保存する。

建設リサイクル法の対象

特定建設資材(コンクリート・アスファルト・木材・金属)の分別解体と再資源化を義務付け。「すべての廃棄物ゼロが義務」は誤り。再資源化困難なものは縮減も可。

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05
消防法・危険物規制

防火対象物点検の内容範囲と、危険物取扱者の資格別適用範囲が頻出。

防火対象物点検は「消防設備の設置状況のみ」ではない

防火管理体制・避難経路・防火戸・消防訓練実施状況など、防火に関する総合的な事項を点検する。

危険物取扱者の資格区分

甲種:全類の危険物を取り扱える
乙種:取得した類のみ(「どのような種類でも可」は誤り)
丙種:特定の第4類危険物のみ

防火対象物点検の特例

点検結果が優良と認定された場合、3年間点検・報告を免除できる特例がある。

❄️
06
フロン排出抑制法・省エネ法

フロン法の規制対象は業務用機器のみ。家庭用との違いが頻出。

フロン排出抑制法の対象は業務用のみ

第一種特定製品(業務用エアコン・冷凍冷蔵機器)が対象。家庭用エアコンには業務用と同様の規制は適用されない。「家庭用にも同様に適用」は誤り。

省エネルギー法は建築物にも適用

製造業の工場だけでなく、一定規模以上のエネルギー使用量の建築物(ビル・商業施設など)の管理者にも適用される。「建築物には適用されない」は誤り。

👷
07
労働基準法・労働安全衛生法

時間外労働の上限規制・就業制限・安全衛生教育の対象範囲を正確に覚える。

項目内容注意点
時間外労働の上限 原則:月45時間・年360時間 「36協定を締結すれば無制限」は誤り(2019年改正で上限規制)
割増賃金 25%以上(月60時間超は50%以上)
安全衛生教育の対象 雇用形態を問わずすべての労働者 「パート・派遣は対象外」は誤り
就業制限 特定業務は資格者のみ従事可 「上司の指示があれば無資格者でも可」は誤り。違反は法令違反
定期自主検査で異常発見 軽微な異常を含め修理等の対処後でなければ使用禁止 「軽微な異常は使用継続してよい」は誤り
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08
その他重要法規まとめ

騒音・振動規制法・石綿障害予防規則・電気事業法など、出題頻度の高い法規を整理する。

騒音・振動規制法の「特定建設作業」

くい打機・さく岩機など特定の建設機械・工法を使用する作業に限定される。「すべての建設機械の使用を含む」は誤り。作業開始の7日前までに市区町村長に届け出が必要。

石綿(アスベスト)作業の防護具

石綿作業では防じんマスク(または電動ファン付き呼吸用保護具)を使用。「防毒マスクを使用しなければならない」は誤り。防毒マスクはガス・蒸気用。

電気事業法と電気主任技術者

自家用電気工作物の電気主任技術者は、自社選任のほか保安管理業務の外部委託も認められる。「外部委託は認められない」は誤り。

大気汚染防止法は建設工事現場も対象

工場排煙だけでなく、建設工事現場からの粉じん(石綿など)も規制対象。「建設工事現場は規制対象外」は誤り。

1級管工事施工管理技士の資格の範囲

管工事の監理技術者になれる資格。電気工事・土木工事など他工種の監理技術者にはなれない。建築士免許も管工事施工管理技士の代替にはならない。

解説を読んだら、演習問題で確認しよう!

📝 法規 演習問題を解く(30問)