受験資格の全体像

1級管工事施工管理技士の試験は一次検定二次検定の2段階で構成されており、それぞれで受験資格の条件が異なります。2021年度の制度改正で受験資格が大幅に緩和され、以前より受験しやすくなりました。

✅ 2021年度改正のポイント
一次検定は19歳以上であれば誰でも受験可能になりました(学歴・実務経験不問)。一次検定に合格すると「技士補」の称号が付与され、この資格は生涯有効です。二次検定の受験には引き続き実務経験が必要です。

一次検定の受験資格

2021年度の改正により、一次検定の受験資格は大幅に緩和されました。

条件内容
年齢試験実施年度の末日時点で19歳以上であること
学歴・実務経験不問(制限なし)
💡 ポイント
一次検定は在学中でも受験可能です。高校・専門学校・大学在学中に受験して「技士補」を取得しておくことも選択肢のひとつです。

二次検定の受験資格(学歴別)

二次検定の受験には実務経験年数の要件があります。学歴・卒業学科によって必要な実務経験年数が異なります。

学歴 指定学科卒業 指定学科以外卒業
大学・高等専門学校(5年制) 卒業後 1年以上 卒業後 1年6ヶ月以上
短期大学・高専(3年制)・専門学校(2年以上) 卒業後 2年以上 卒業後 3年以上
高校・中等教育学校 卒業後 3年以上 卒業後 4年6ヶ月以上
その他(学歴不問) 8年以上の実務経験
一次検定合格(技士補)のみ 一次合格後に実務経験要件を満たせば受験可能
⚠️ 指定学科とは
土木工学・建築学・機械工学・電気工学・衛生工学などの学科が「指定学科」に該当します。詳細は受験申込み案内または(一財)全国建設研修センターの公式サイトで確認してください。卒業証明書や成績証明書で学科が確認できる場合があります。

実務経験として認められる工事の種類

受験申込みに必要な実務経験は、管工事の施工管理に関する実務が対象です。具体的には以下のような工事が該当します。

✅ 実務経験の確認ポイント
実務経験は勤務先の証明が必要です。会社名・工事名・工期・担当業務・立場などを証明できる書類(在職証明書・工事請負契約書など)を準備しておくとスムーズです。

実務経験に含まれないもの

以下の業務は実務経験として認められない、または算入できないケースがあります。

⚠️ 注意
虚偽の実務経験を申告した場合、合格が取り消されることがあります。不明な点は必ず(一財)全国建設研修センターに問い合わせて確認してください。

よくある疑問Q&A

Q. 会社員でなくても受験できますか?

一次検定は19歳以上であれば受験できます。二次検定は実務経験が必要なため、管工事の施工管理業務に従事していることが条件です。フリーランスや個人事業主として管工事の施工管理を行っている場合も、実務経験として認められる場合があります。

Q. 2級の資格を持っていると優遇されますか?

2級管工事施工管理技士の資格を保有している場合、二次検定の受験資格における実務経験年数が短縮される特例があります。詳細は受験申込み案内を確認してください。

Q. 実務経験が足りない場合はどうすればよいですか?

まず一次検定を受験して「技士補」を取得しておくことをおすすめします。技士補の資格は生涯有効で、実務経験が満たされた年度に二次検定を受験できます。早めに一次検定に合格しておくことで、受験可能になった年度に迷わず二次検定に集中できます。

Q. 実務経験の年数はどうやって数えますか?

実務経験年数は、管工事の施工管理に従事した期間を合算して計算します。複数の会社での経験を合算することも可能です。ただし、同一期間に複数の現場を掛け持ちした場合でも、期間の重複分は1つとしてカウントします。

受験申込みの流れ

受験申込みは(一財)全国建設研修センターが窓口です。例年のスケジュールは以下のとおりです(年度により変更があります)。

時期(目安)内容
2〜3月頃受験申込み受付開始
6月頃一次検定 実施
8月頃一次検定 合格発表
10月頃二次検定 実施
翌年1月頃二次検定 合格発表
💡 申込み時に必要な書類
受験申込書・実務経験証明書・学歴証明書(卒業証明書等)・写真などが必要です。書類の準備に時間がかかる場合があるため、受付開始前から準備しておくことをおすすめします。

受験資格を確認したら、試験対策を始めよう

全8分野・222問のオリジナル演習問題で一次検定を効率よく対策。会員登録不要・完全無料。

▶ 分野別演習問題を解く(無料)