FDとSDを本当に理解しているか?ダクト設計の落とし穴まで叩き込む
厨房・ボイラー室など通常でも高温になる場所では、72℃のヒューズでは調理中に誤作動してしまう。このため120℃や150℃の高温ヒューズを使用する。「すべての場所で72℃のFDを使用する」は誤り。
| 種類 | 特徴 | 用途・注意点 |
|---|---|---|
| 長方形ダクト | スペース効率◎。天井裏に収まりやすい | コーナー部の抵抗に注意。アスペクト比(長辺/短辺)は4以下が推奨 |
| 円形ダクト | 圧力損失が最も小さい。製作コスト低 | スペースを取る。高速ダクトに適している |
| スパイラルダクト | 円形ダクトの一種。気密性高 | 低圧・中圧系統に多用 |
| フレキシブルダクト | 曲げ自在。吹出口への接続に使用 | 長く使うと圧力損失が大きい。長さは最小限に |
長方形ダクトの長辺と短辺の比(アスペクト比)が大きいほど、同じ断面積でも周長が長くなり摩擦抵抗が増加する。アスペクト比は4以下が推奨で、8を超えると圧力損失が著しく増大し騒音も問題になる。
送風機の動力は風量(回転数)の3乗に比例する。風量を80%に絞ると動力は約51%(0.8³≒0.51)に削減できる。VAV+インバーターの組み合わせは最大の省エネ効果をもたらす。
| 種別 | 給気 | 排気 | 室内圧 | 適用場所と理由 |
|---|---|---|---|---|
| 第1種 | 機械 | 機械 | 制御可能 | 大規模ビル全般・病院の手術室(正圧・負圧を用途で使い分け) |
| 第2種 | 機械 | 自然 | 正圧(+) | クリーンルーム・手術室・無菌室(外部からの汚染空気の侵入を防ぐ) トイレ・厨房・浴室には不適 |
| 第3種 | 自然 | 機械 | 負圧(−) | トイレ・浴室・厨房・喫煙室(臭気・煙が外に漏れない) 汚染空気を室内に閉じ込めて排気 |
病院では部屋の用途によって意図的に正圧・負圧を使い分ける。手術室・清潔区域→正圧(外部からの菌・汚染の侵入防止)、感染症病室・汚染区域→負圧(菌・ウイルスが外に出ないように)。どちらも第1種換気で圧力をコントロールする。
| 種類 | 仕組み | 条件・注意点 |
|---|---|---|
| 自然排煙 | 排煙窓を開放して煙の浮力で排出 | 有効開口面積:床面積の1/50以上。天井高が3m以上の場合は緩和規定あり。外気に面する必要あり |
| 機械排煙 | 排煙機で強制的に排出 | 排煙量:120m³/min以上(1防煙区画あたり)。地下・内部廊下に必須。給気口の位置が重要 |